エディプスの恋人

「家族八景」、「七瀬ふたたび」、と続くシリーズを読み返してた。そして最終巻を読み終え深い深いため息をついているところ。かわいそうな七瀬。自分が生きているのか死んでいるのかも分からない中、偽りの愛だったとはいえ、女になる瞬間さえ奪い取られて、たとえそのひととき「神」の座を得たとしてもそれがなにになるだろう。筒井さん、あなたは残酷なひとです。あなたの中には、女性へのなんともいえない嫌悪というか、蔑視とまではいえないまでも、なにか名状しがたい複雑な屈折した感情があるようで、それが七瀬にも現れている。美人で聡明な七瀬は、筒井さんの理想の女性なのかなと思っていますが、その彼女に対するこの仕打ちはあんまりだ。それなら、「七瀬ふたたび」の最後で凶弾に倒れたまま静かに眠らせてあげるべきではなかったか。それとも、この非現実感ともいうべきものは、筒井さんの中に常にあるものなのか・・・江戸川乱歩の「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」の言葉のように。

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「ハリーポッターと死の秘宝」読了!

読み終わって泣いた。

薄汚れた中年男が・・・

光と闇の戦いは、ファンタジーの王道だが、「指輪物語」を読了した時と似た感慨だった。一言でいうなら「ああ良かった!」「神は天にいまし。すべて世はこともなし」というような・・・

スネイプはやっぱり・・・という感じ。予想はしていたよ。たぶんそうなんじゃないかなあ、って。未読の人に配慮して自粛。これ以上は言わない。そしてダンブルドア。やっぱ最後は、この人に締めてもらわないとね!エピローグはよくあるパターン。これを最初から思い描きながら構想を固めていったのか。凄い才能。しかしヴォルデモートは哀れに感じたな。「ただ邪悪なだけの存在」って、ちっとも幸せじゃないよなあ。当たり前だといわれそうだが。

とにかく面白かった!

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